令和5年第4回11月定例会
一般質問 2023年12月12日
4年ぶりに開催された「離島フェア」。
県内の島々の特産品が並び、販売だけではなく、島外に住む出身者が集まる貴重な機会にもなっています。
今回、事業者や来場者から「出店料が高すぎる」などのご意見をいただき、フェア開催の課題について質問と提案を行いました。
(喜友名 智子)産業振興と島嶼(しょ)振興で、離島フェアについてお尋ねします。離島フェアの目的と過去3回の出店料金をお伺いします。
(企画部長)離島フェアは、離島の産業振興と併せて、離島地域と都市地域間及び離島相互間の交流を促進するとともに、新たな地域資源を発掘し、住民自らの創意工夫による地域づくりを支援する目的で、沖縄県離島振興協議会、離島市町村、沖縄県で構成される離島フェア開催実行委員会が主催しています。
今回、令和元年度以来、4年ぶりのリアル開催となり、3日間で約13万人にご来場いただきました。出展協力金については、離島フェア開催実行委員会において、開催に係る必要経費を勘案した上で設定しており、いずれもフェア3日間の料金として、令和元年度以前は、特産品ブースが4万円、離島食堂が5万円、令和5年度は、特産品ブースが6万円、離島食堂が10万円と設定されています。
(喜友名 智子)今年フェアに出店したみなさんからは「出店料が高くなって難しい」という声がありました。特に食堂は高すぎて出店を見送ったという声もいただいたんです。物価高で、値上げを一概に否定するものではありませんけれど、離島フェアの目的からすると、もう少し出店料金についてはあり方を見直す方向もぜひ検討いただきたい。今回の開催実行委員会形式での県の位置づけ、それから県の予算の分担はどうなっていましたか。
(企画部長)沖縄県は離島フェア開催実行委員会の構成メンバーです。ただこの離島フェアについては、離島市町村、また離島振興協議会の自主性を最大限尊重して進めていきたいと考えています。離島フェアの開催経費の負担は、18離島市町村、沖縄県離島振興協議会及び県が負担金を支出しています。開催経費3,700万円のうち、県の負担金は2,145万1,000円を支出しています。
(喜友名 智子)この実行委員会の収入の部分を見ますと、いま答弁にありましたように、大半を県が負担していることがわかります。小さな離島の市町村にとっては、負担金を増やすのも限界があるでしょうし、今後この協力金を増やすようがんばっていただきたいですが、いかがですか。
(企画部長)ただいま議員のご意見をしっかり受け止めた上で、離島フェアの安定的な運営に向けて離島振興協議会や離島市町村とも意見交換していきたいと考えています。
(喜友名 智子)ありがとうございます。細かいことですが、今回フェアの [ホームページ] 案内が開催前日にあったことで、「行きたいけど開催内容がわからなかった」という声もいただいています。今後もぜひ離島振興のためにフェアの発展を期待しています。