最終本会議で賛成討論を行いました。
県議会の令和5年2月定例会、最終本会議は与野党で討論が繰り返され、白熱した最終日となりました。このうち、きゆな智子は「沖縄県差別のない社会づくり条例」案の採決前に、ヘイトスピーチ規制に賛成する立場で賛成討論を行いました。
ヘイトスピーチは、「人種、民族、性別、出自など本人が変えられない特性を理由にした差別や憎悪を広げる行為」です。これまで「沖縄県に総合的な人権行政がなかった」と人権分野の専門家から指摘もあった中で、今回の条例は人権行政の出発点としての意義があります。
沖縄でヘイトスピーチを監視し、記録していた個人やグループから始まった条例づくり。県議会では2年半、質疑や進捗状況の確認を続けてきました。
この条例成立はスタートラインです。今後、条例解釈指針や審議会を中心に運用の充実、差別の実態調査実施などを積み重ねるのが、今の沖縄県ができる現実的な選択だと考えます。
沖縄での差別・憎悪煽動については、罰則規定をもうけること、「沖縄ヘイト」も差別対象にすることも、引き続きしっかり議論していく必要があります。
条例の賛成討論についてはこちらでご覧ください。
●沖縄県議会 議会中継録 43分30秒頃より(2023年3月30日)
●「日本の進路」地方議員版第98号(2023年5月)p.21-23【PDF:1.2 MB】
●写真① 条例が必要だと議会を訪れる市民団体からの要請
写真② インターネット上での差別・憎悪煽動、「沖縄ヘイト」の実例を県民に知ってほしいと、複数回の展示会がありました。
●条例制定の動きを伝える地元マスコミ報道
RBC「ヘイトスピーチ阻止 100週越える」
2022年4月13日
OTV「差別的意図をもって人を貶める行為 ヘイトスピーチの解消のために買うどうする人々がいた」 2022年6月7日
RBC「ヘイトスピーチをなくすために」 2023年5月26日