「共育ステーションつむぎ」の活動に学ぶ
ママ友の紹介で、困窮世帯を中心にベビーミルク支援に取り組んでいる「共育ステーションつむぎ」の活動に同行させていただきました(2023年6月13日)。
フルタイム、世帯によっては共働きにも関わらず、物価高騰などで毎月のうち数日~1週間、ミルクを買うことが難しい。足りないときは薄めて飲ませている世帯が増えています。
子ども食堂は増えてきましたが、「乳児の食事」であるベビーミルク支援はまだ行き届かないところへ、アウトリーチ支援を行っている団体です。
配達同行してわかることは、支援を必要としているのかは「見ただけではわからない」ということです。お住まいを見ると戸建て・持ち家の方もいる、車両もしっかりある、時には子どもを預ける実家とのつき合いもある。
「それでもベビーミルクを買えない数日間、毎月困るんです…」。
ベビーミルクは決まった分量での調乳が基本で、薄めると赤ちゃんの成長や内臓機能への影響が懸念されます。最近では、世帯の見守りで協力連携する事業者、食材提供する青果店など活動の輪が広がっていることも教えていただきました。
「県の支援対象となるよう県議会に陳情を出したい」とのご相談を受け、陳情の出し方、提出した後に県議向け勉強会の開催などしたらどうだろうか…などのお話をさせていただきました。
その後、県議会へ陳情が提出され、スピード採択されました。
記事にも取り上げていただきました。
ミルク支援 拡充訴える【PDF:107KB】
県は妊娠・出産・子育ての支援策として、市町村による「母子健康包括支援センター」設置への支援を行っています。
https://www.pref.okinawa.jp/press/press2023/1006293.html
私はベビーミルク支援もまず包括支援センターに集約するほうがよいと考えています。
今後も現場支援の理解を深めながら、公的支援の拡充へ一緒にとりくみます。