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きゆな智子に質問!Q&A

なぜ政治家になろうと思ったの?

最初のきっかけは、米軍基地の存在です。
私は那覇出身ですが、子供の頃は父の故郷の読谷村に毎週のように通っていました。国道58号線を北上すると、戦闘機が爆音をまき散らしながら低空飛行する姿が見えます。そのようすに嫌気がさし、父に「どうしてあの飛行機はこんな近くを飛んでいるの」と聞くと、父は「日米安保(条約)があるからさー」と教えてくれました。「政治で決まったことが、くらしに大きな影響を与えている」。私の中で、くらしと政治のつながりを感じた最初のできごとでした。
その後、中学生になると刑事ドラマや探偵ドラマの影響で「調べること」に興味を持ち、「警察官になりたい」と思った時期もありました。ただ、それを当時の先生に話すと、「法律を扱う仕事なら、弁護士や裁判官という道もあるよ」とアドバイスされ、自分なりに調べてみました。その結果「法律家や官僚のように法律や制度を『運用する』仕事より、それを『つくる』議員のほうがやりがいがあるのでは」と考えるようになり、政治家を目指す気持ちが生まれました。
こう書くと、「え、もっと印象的で劇的なエピソードはないの? なんか普通だね」と思われるかもしれませんね。でも、私自身は「普通でいい」と思っています。沖縄の一般家庭で生まれ育った人間だからこそ、「普通のくらし」の大切さを知っていますし、「沖縄の普通のくらし」を支えるために、政治の世界で精一杯働きたいと考えています。