令和3年10月11日に行われた、決算特別委員会での質疑の一部を掲載します。
喜友名 智子:首里城火災の再発防止策について、指定管理のあり方は大きな論点の1つだ。県との関わり方、予算の使い方、今後の防災体制のあり方等、指定管理のあり方についてどのように考えているか伺う。
土木建築部長:首里城公園の管理体制構築計画を今年度策定する。今後の指定管理のあり方については、指摘のあった通り重要なテーマだ。今後、検討を深めていきたい。
喜友名 智子:指定管理者という管理体制では、一般的なオフィスビルや美術館のような、現代的な建物の管理を想定した体制を作らないかという点が気になる。再建後の首里城も文化財であることに変わりはない。首里城公園という場所にしかない、唯一の建物だ。オフィスビル等のような、機械的な防火体制が作られることがないよう、次年度以降も慎重に議論をしていただきたい。
喜友名 智子:令和2年度、辺野古沿岸部の埋め立てに支出された予算について伺う。
土木建築部長:沖縄防衛局から548億円が支出されたものと推計される。
喜友名 智子:辺野古沿岸部の埋め立て、首里城火災の防災対策、ワシントン事務所の運営。今回の決算委員会で要求項目として挙がったほとんどが、国との関係に起因するものだ。そして、非常に議論が難しい案件ばかりだ。次年度以降も、県民の様々な願いに応えられるような予算執行を、執行部には期待する。
また、辺野古の埋め立てに548億円も使うのであれば、県の予算を増やすよう国としっかり交渉していただきたい。